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人前であがったり、訳も無く緊張したり、なぜか顔が火照りだし赤くなる
といった症状はどうしておこるのでしょうか?
こうしたあがり、赤面といった症状には人間のある行動が関係しています。
人間は、過去から現在までの自分が体験した経験を通して学習(記憶)された結果により行動しています。
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つまり、自分の過去の経験から次に何をするのかを決めて行動に移しているのです。
これは、やって良いことなのか悪いことなのか?
または、自分にとって有利なのか不利なのか?
安全か危険か?と過去の経験から脳が瞬時に判断し決めています。
これらの中で特に注意するのが、
自分にとっては安全なのか危険なのかという部分です。
もし、過去の経験において実は安全なのに危険と勘違いしてしまい、
そのまま記憶として取り入れてしまったらどうなるでしょう。
当然、本来安全のはずも危険と判断してしまいます。
他人が何ともないのに自分だけ変に反応してしまい違った行動を起こすこともあります。
そうした中でより過敏に反応した行動こそが
あがりであり、赤面そして対人緊張の症状につながっていくのです。
ある場面で決まってあがったり緊張したりするのは、過去にあった同じ様な嫌な経験
がよみがえり、その時に感じた心と体の状態が現れるのです。
つまり、その嫌な経験?と同じような状況になるたびにそれがスイッチとなって
あがり症・赤面症を引き起こしてしまうのです。
当然その状況から離れることが出来れば、
嫌な経験も治まり気持ちが楽になって落ち着いてきます。
逆に言うとこの間違った嫌な経験を良い経験として記憶させてしまえば、
これらの症状を治すことは可能になります。
その可能にする方法が、行動療法という治療法なのです。
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